毎日暑い日が続きます。そんなときにはビーチに行ってのんびりできたら……と思います。
しかし、仕事がある。
出掛けるのが面倒。
暑すぎる。
混雑が嫌い。
など実際に出掛けるまでいくつも壁があります。
でも、もしオフィスにエアコンの効いたビーチがあったら……。
そんな妄想のようなことを実現してしまった会社があります。
管理職・グローバル人材に特化した会員制の転職サイト「ビズリーチ」などインターネット事業を企画運営する株式会社ビズリーチでは、床に本物のサンゴの砂 2 トンを敷き詰め、海水はバーチャル・リアリティで演出したビーチを会社内に作ってしまいました。
3DCGバーチャル・リアリティの技術を使って再現された「海」は、触れれば波紋の映像が広がり、「ちゃぽん」という水音が響く設計。波打ち際を泳ぐサカナたちが跳ねたりと癒され度満点。
このスペースを利用した社員からは「リラックスできて、集中して仕事ができる」「まるで南国に来た みたいでリフレッシュできて、アイディア会議に向いている」など、好評です。
そもそもこのステキなオフィススペースは、「自然に触れ合う機会が少なくなっている中、自然をコンセプトにした空間で、今までにないアイディアを生み出し、社員にイノベーションを起こして欲しい」という想いで設計されたそうです。また、「来客スペースとして弊社にお越し頂いたお客様にも非日常空間を楽しんで頂きたい」と考えているとのこと。
先日の8 月 14 日には、社員とその知人 100 人が参加する懇親会を開催され、この会では、スイカ割りやかき氷が振るまわれ盛大な海開き「海開き」となりました。記者も参加させていただきましたが、隅々まで社員に対する愛情、おもてなし気持ちが行き渡ったオフィスを実感。急成長を遂げるビズリーチさんの理由が少しわかった気がしました。
文・柳舘由香